ファーストコンタクト

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私の鼓動が海斗くんに聞こえそうで 思わず胸に手を当てる。 「「あの」」 声が重なり 「青嶋くん何?」 「三田から言えよ」 「青嶋くんから言って」 「あのさあ、いっしょ・・・(一緒に帰ろう)」 ガラガラ その時、教室のドアが開き 2人ともドアに視線を移す。 入ってきたのは、 海斗くんの友人の類くん 2人を確認すると ニヤリと悪い笑顔で 「海斗、どこに行ったかと思ったら」 「そんなんじゃねえよ あっ、三田ありがとな」 海斗くんに合わせるように 「うん」 と軽く返事をした。 類くんに見えないように二つ折りの紙を置いて 教室を出て行った。
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