第一章 消失
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第一章 消失
一、 江戸は泰平そのものであった。時の将軍が、生き物を憐れめなどという御触れを出したこともあったが、それももう幾代も前のことだ。そんな江戸の町にあるひとつの大きな屋敷――五條堀(ごじょうぼり)屋敷は寺子屋だった。荒くれ者や孤児、男寡婦の集まりではあるものの、皆が穏やかに過ごしていた。しかし、そんな寺子屋にも血腥(なまぐさ)く哀しい魔の手が迫っていることに、誰も気がつかなかった‥‥。
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