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その日から俺は引越し準備を終えて、荷物を送ると有咲さんの家に転がり込んだ。
隣で眠っている有咲さんの手を俺は触りながら、別の準備の事を考えていた。
明日、婚約指輪出来上がるって聞いたけど、サイズ合うかな。
何度も繋いだ手だし、触れた手で測らずににこれくらいでしょって感じで買ってしまった。
最悪直してもらえばいいかって気もあって、役所の手続きの後指輪ショップに行って俺は勢いのまま購入した。
そもそもプロポーズの時に指輪ハマらなかったらダサすぎない?
ちゃんと指のサイズ測っとけばよかったと後悔しつつ、有咲さんの指を未だ触れて確かめる。
今思えば大胆なことしたよな。
計画性の無さがでた気がする。
てかそもそも貰ってもらえる?
そんな不安も今更ながら襲ってきた。
俺が手を触りまくっていたのが気になったのか、うっすらと有咲さんが目を開ける。
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