7.初代の思い

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神のボスはそう言うと、仲間の治癒により復活し、結界に突き刺さってる槍で、その結界を破壊しようとした。結界には大きなヒビ。このままじゃ、壊れる。 ネージュの傷は深すぎるために、まだ治癒が完了していない。 アラさんの身体のアルは、片足がない状態。そのため、剣を松葉杖の代わりとして使い、ネージュに近づく。 ネージュを守ろうとするアルに、ブラックアイは協力をしようと、彼らはアルと一緒に、結界に突き刺さってる槍を、必死で抜こうとしてる。 「お前の罪は、重い。人間界の誇りである存在が、悪魔族を愛すとは。これは、人間への裏切りと見なす。よって、審判は下された。アルとネージュを処刑する。」 神は、槍を抜こうとしてるアルに向かって、無数の槍を投げた。だから俺は、その槍を両腕の刃で跳ね返したんだ。 「おい!何勝手に殺そうとしてんだよ?アルは前世の人間だろ?それに、この身体はアラさんのだ!俺らのボスに手出したら許さねぇ!それから、ネージュはアラさんが仕留める。だから神は、大人しく封印されろ!」 降り注ぐ槍を跳ね返しながら、俺は神に言った。
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