7.初代の思い

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ノアも俺と一緒に、槍を跳ね返してる。 「神だからって、何をしてもいいなんて思ったら、大間違いだよ!」 そう言って炎を吐いて、その槍を燃やし尽くそうとしてるんだ。 「確かに人間は、神のおかげで能力を手に入れた。それには感謝してるよ。けどさ、今神がやってる事って、弱い者いじめと変わらないよね?」 ノアの言う通りだ。 「ボスを守るのは、俺らの仕事。それ以前に、俺らの意思だ!神の身勝手で、ボスは殺させない!」 ブラックアイも強く、神に抗った。 眩しい光は、悪魔を弱体化させる。結界はもう、限界のようだ。 アルは、何重もの結界を張り、ネージュ及びブラックアイを守っている。 だが、力の使いすぎにより、アルの疲労は大きかった。 俺とノアは、回復系能力じゃないから、アルを治癒する事が出来ない。早く、早くこの戦争を終わらせねぇと…っ! みんなが、倒れるその前に…っ! 「ノア、とりあえず、攻撃を跳ね返すぞ!」 「了解だよ。盾はどうする?」 「燃やし尽くせ。」 「それが出来るなら、苦労しないんだけど。まぁいいや、高熱に耐えられるものは、きっと無いよね。その盾、何度まで耐えられるかな?」
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