1.突然の攻撃

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不死身であるブラックアイを弱体化させるには、太陽光だ。だが、殺せるわけじゃない。一時的に弱らせるだけ。 ブラックアイに属さない悪魔ならば殺せる確実に!太陽に当てれば、灰となり消えゆく命。 けれど、朝方になっても、悪魔族の数は全く減らなかった。太陽が昇っても、攻撃をしてきた悪魔族の8割程は太陽への耐性が強くなっていた。 結果、多くの犠牲者を出した。 戦闘中、重傷を負った者は多かった。 命を落とした者、怪我をした者、犠牲は多かった。この国の南側はもう、殆どが炎に包まれた。 こんな光景、見たくなかったのに。 誰ひとりとして、こんな結末望んでいなかった。 アラさんの能力は、8割以上が力尽き、強力な結界を張る事は不可能に近いだろう。 アルバ本部は全壊し、生き残ったのは、幹部である俺とノア、そしてボスであるアラさんの3人だけ。 何故、この戦争は起きてしまったのか。
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