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1.終わりが想像できなければ書き始めない。
作家にはニ種類います。それは、プロットを考えてから書く人と、プロットはあんまり考えずにキャラクターをとりあえず走らせる人です。前者の作家は、だいたい完結させます。後者の人は、完結するのに苦労しているイメージです。必ずどちらかのタイプ、というわけではないでしょうが、執筆の傾向はあります。
それではプロットを書けば良いのかと言われたら、そうは思いません。プロットをがちがちにすると、キャラクターが自由に動きにくいですし、プロットを考えるより、さっさと書き始めたいという人もいるはずです。そんな人におすすめなのが、必ずエンディングを想像してから書き始める、ということです。
あてもなく書き始めれば、終わりも見えずに、不安になっていきます。しかし、エンディングが想像できていれば、とりあえずストーリーの方向性が決まり、書きやすくもなります。ちなみに、エンディングを先に決めたくない、という人もいると思いますが、書いているうちにエンディングはじゃんじゃん変えてOKです。
やっぱりハッピーエンドにしたい! とか、最後にこの登場人物を出そう! とか、書いているうちにエンディングを変えたいと思うこともあるでしょう。大事なことは、きっちりしたストーリーを組むことではなく、ある程度のエンディングを想像しておき、ぼんやりでも良いからそれに向かっていくことです。
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