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それから一週間、私と聖は気まずい関係が続いていた。
有咲は昨日佐々木さんからようやく聞かされたらしく、かなり落ち込んでる。
私も有咲も暗い。
「美月はどうするの。」
「うーん、正直行きたい気持ちと行きたくない気持ち半々。でも遠距離とか私達には無理だよねって思う。」
そう言葉を漏らす。有咲と離れるのが嫌だ。
大学からずっと一緒で寂しいに決まってる。
「美月、私達は離れてもずっと変わらず友達、だよね？」
不安そうに聞いてくる有咲。
有咲も同じ様に悩んでくれてるのだと思うとなんだか安心した。
「当たり前でしょ！」
そう言って仕事中なのに、思わず抱きしめ合ってしまう。
周りの注目を浴びてたけど、そんな事も気にならないくらい有咲の気持ちが嬉しかった。
それと、有咲の言葉で私の気持ちの答えがようやく決められた気がした。
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