101人が本棚に入れています
本棚に追加
そう、何も怖くない。
だってチルくんがそんな事するはずない。
ゆっくり、ゆっくりと自分に言い聞かせながら体の力を抜いていく。
「うん、そう…じょーず。おねーさんの気持ちい所、もう少し奥だもんね?」
「っ、はっ……ぁ…」
緊張や恐怖といった感情を取り除いた体は、チルくんの指と快感を容易に受け入れ始めた。
多少の圧迫感はあるものの痛みなどなく、代わりにさっきの変なのが一気に押し寄せてくる。
「あっ…まっ…、て…!」
「みっけ。おねーさんの好きなとこ」
チルくんは弾んだ声で口角を上げながらそこを重点的に責め始めた。
ナカの奥の方を指が行ったり来たりと擦り上げる。
一本だった指はいつの間にか2本に増えていて更に強い刺激が押し寄せてくる。
「ちる、くん…っ」
「あー、体捩ったら気持ちい所逃げちゃうでしょ?」
あまりにもこの刺激に慣れていなさすぎて腰を浮かせて体を捩ると、チルくんは一度動きを止めて私の視界に入ってきた。
またさっきみたいに、おかしくなってしまいそうだと視線だけでチルくんに伝えながらフルフルと首を横に振った。
それを見たチルくんはまた口角を上げていつもとは違う少し意地悪な笑みを浮かべた。
「またイキそうなんだ?…じゃあ、ちゃんとイカせてあげなきゃね」
クスリと笑ったチルくんは徐に太ももへキスをすると、膝裏に手を入れて一気にお腹の方まで倒してきた。
その瞬間反射的に悲鳴を上げると、対照的にチルくんは声を出して笑った。
「すっごい綺麗な悲鳴、まるでお化けでも見た時みたい」
「っチルくん…!やだ、恥ずかしいよ…っ」
私が叫んだことがそんなに面白かったのかクスクスと笑いながら冗談めいた言葉を言って揶揄われた。
そんなチルくんの冗談なんて聞いている場合ではない私は、ただでさえ羞恥は拭えないと言うのに足を上げられて更に見えるようになってしまった事によって、一気に頭がパンクしてしまいそうだ。
最初のコメントを投稿しよう!