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スパイダーガール
「………なんだよ?これ?」
「暗くて、わからないけど、赤いロープ?が、張り巡らせてあるね」
「………ねぇ?止めようよ?嫌な感じするよ?」
ガチャンガチャン!!
「……なんだよ!?この音は?」
すると、暗闇から、女性の声が、した。
「だ、誰か、いるの!?」
俺達は、驚く。
「「「ひっ!?」」」
また、声がする。
「お、お願いします!!!!助けてください!!目が見えないの!!何処にいるの!?」
俺達3人は、懐中電灯を使い、辺りを照らす。
「何処にいるんだ!?」
「あっ!!いた!!!!上を見て!!」
「上?…………あ、あれか!!」
その声の主を、見つけた。
それは、赤いロープで、縛られて、まるで、蜘蛛の巣に絡め取られた、獲物のように、ロープで巻きつけられている目隠しされた女性だ。
「………お願いします。助けてください………。…………皆さんは、警察ですか?とても、若い人の声が、聞こえるのですが?」
「違います。俺達は、地元の高校生です!!」
「………そうなんですね!!お願いします!!!!警察を呼んでください!!!あと、この、ロープには、触らないで!!絶対に!!!!触れたら、アタシ、死んじゃうの!!!!」
「は、はい!!!!分かりました」
「マイが、電話するよ!!お姉さん、待っててね!!!」
「……お姉さん?どうして、そんな姿なんですか?」
お姉さんは、早口で答える。
「知らないの!!気づいたら、こんな事になってたの!!でも、アイツは、言ってたの!!手順を、間違えなければ、アタシは、死なないって!!!!」
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