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殺人鬼の推理
私達は、鬼ヶ島刑務所に、収監されている、「血の満月の殺人鬼」の、二つ名をもつ、「柴胡りょう」に面会した。
柴胡りょうは、見た目、普通の人に、見えた。
だが、連続殺人事件を起こした、有名人だ。
彼の推理力は、凄い。
「僕の殺人に近い殺し方で、そして、押収した、凶器が紛失、もしくは、盗まれたんでしょう?」
極秘扱いなのに、ピタリと当てた。
彼に、殺人現場の証拠資料を渡すと、ペラペラとめくり、今回の殺人は、2人目で、他県の自殺扱いの、人間は、実は、殺人であると教えてくれた。
そして、3人目が、別の県で、殺害されてると、教えてくれた。
「相手。それは、名も知らない殺人鬼は、僕と戦いたがっている。僕を、犯罪者特別捜査官法を、使って、ここから出してほしい。でなければ、もっと、死人が、増えます。では、いいお返事を、待ってます」
そして、特殊事件担当課に、戻り、日高警視総監や、水無川班長、刑事課の藤堂さん、神楽坂さん、川岸さん、長野さんに、全て、報告した。
長野さんは、無言だったが、他のメンバーは、意見が、バラバラだった。
「………法務省と、警視庁の幹部を集め、ヤツの提案に乗ろうと思う。他の、口のかたい、メンバーには、わたしから、話す。引き続き、捜査をしてくれ」
そうして、報告は、終わった。
これから、また、自殺に見せかけた、殺人が起こるのかな?
嫌だ。
絶対に、捕まえてやる!!
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