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リブレに案内され、花屋まで来た。店先には色とりどりの花が並ぶ。
髪を1つに束ねた20代半ばくらいの女が花を売っていた。
「あら、リブレくん。今日はどうしたの?」
リブレは事情を説明する。リラはうんうんと頷いている。
「ふーん、冒険者かー。面白そうだけど見てのとおり今はお留守番なの。オーナーが東の森に行ったきり、3日くらい帰ってこないのよ。帰ってきてくれたら行けるんだけどねー」
「なるほど、それなら僕たちで捜しにいきます」
「ほんと? 助かるわあ」
「できればオーナーの持ち物か何かありません? 探知魔法で捜せるかも……」
「あ、ほんと? えっとね、あ、それならこの花の種を持っていって」
ソアはリラから種を受け取り東の森へと向かった。
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