4. プロフェン中毒の腰ぬけ

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4. プロフェン中毒の腰ぬけ

 雨の休日。降っているのは酸性雨……なわけがない。  『2. 昼夜逆転』でも書いたが、まあ、そんなわけで日が経つにつれ身体が順応して行く実感みたいなものはあったが、それでもクスリに頼らなければまだまだ無理だった。  相変わらず帰宅すると頭痛が酷くて鎮痛剤をかじり、まだ夜明け前の午前4時から睡眠薬が体内に滞留しているせいかフラつきながら起き出して朝食を作り出す。考えてみれば結構な薬漬けだ。  ジューサーにバナナ、リンゴ、キウイなど、その時にある果物を切ってぶち込み、ヨーグルトを加えてマシンを稼働させる。  これが朝食、いつものメニューだ。  意外とこの時間にアイディアが浮かび書く時もあるのだが、最近はサッパリだ。とりあえずフォロワーさんたちの作品を読みに回る。  上手いな〜、内容云々よりどうやったらこういう文体が書けるようになったのか聞いてみたい。  面白いな〜、既存の概念を無視したストーリーやエッセイ。  これで良いのだよ、プロの作家ではないのだから何も気にせず好きなように書けばね、OK、OK!  やれ3点リーダーの使い方がどうの、1行空けがどうのとか、そんなのは良いんですよ、あとからで。
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