金木犀の妖精

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「じゃあどうしたら迷惑になりませんか?」 「は?」 「私三上さんに迷惑かけたかったわけじゃないんです!ただ三上さんの事が好…」 「ストップ!やめろ!それ以上言うな!」 「えっ、何でですか!?何で好きって言っちゃダメなんですか!?」 「だから言うなって言ってんだろうが!」 もう言っちまったけど! 「わ、私じゃダメですか?」 「…悪いけど、俺そう言うのも迷惑だって思ってるから。誰かと恋愛ごっこしたいなら同じ学校の子とかにしな?」 「ごっこじゃありません!私本気で三上さんが好きなんです!三上さんの彼女になりたいんです!」 マセガキ。 あまりのしつこさにだんだん苛立ってきた。津賀でも誰でも良いから誰かこのガキンチョ何とかしてくれよ…。 「わ、私がまだ13歳だからダメなんですか?」 それが1番大きいけど…「とにかく、あんたには悪いけど告白の返事はNOで宜しく。俺忙しいから…。あんたも暗くなる前にさっさとお家に帰んな」
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