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俺に毒付かれてる事も知らないで女の子はにこにこしながらずっと俺の方を見ている。
こいつマジでなんなん?…
バイト終わり、明日の講義何だっけ?なんて考えながらさっさと更衣室で着替えてノートだなんだって色々入ってる無地のトートバッグを肩にかけ駐車場に止めといたバイクのとこまで歩いてったら、ちょうど自分の車のとこに行こうとしてたムックのチーフ木本さんと鉢合わせた。
「あっ三上君、お疲れ様!」
「お疲れ様です…」
「あら、随分疲れてるみたいね。今日客多かったもんね」
「そうっスね。木曜なのに土日みたいでした」
「確かに」
木本さんは笑いながら頷くと車の後部座席を開けて鞄やらコートやらをぽいっと雑に入れてドアをしめた。
「三上君明日休みだっけ?」
「あ、はい。この間伊東さんに頼まれてシフト交換したんで明日休みです」
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