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11月も過ぎると、都心の街路樹も色づき、黄色、赤と色鮮やかな色をつける。
ふっと、訪れた三千院も色鮮やかなもみじが舞いながら落ちていく。
2ヶ月前にゆり子は失恋をしてしまい、その気持ちを癒すために、三千院を訪れた。
三千院の中に入って、畳に座り庭を見ていると近くで鹿威しの音と色付いたもみじが風に吹かれて落ちていくのが、どこか無な寂しい気持ちを誘った。
隣に座っていた男性が「静かなところですね」
「気持ちが洗われますよ」
「いつも慌ただしい時間を過ごしているので、こう言う時間はすごく貴重ですよ」
「遅くなりましたが、山口祐介といいます」
「私は風間ゆり子といいます。東京から来ました」
祐介は「いつまでこちらにいるんですか?」と尋ねたら、
ゆり子は「明後日までこちらにいます」
「もしよろしければ、今日の夜食事をおごらせてください。せっかく来た京都なので、一人で過ごすより二人の方が楽しいのでどうですか?」
「そうですね。私も一人で過ごすより、楽しく過ごしたいので、祐介さんにおごらせてもらいますが、いいですか?」
祐介は「どうぞどうぞ」と胸を張って言った。
「ところで、どこに泊まっているんですか?」そういわれ、ゆり子は「京都の駅前のホテルに泊まっています」と言った。
祐介は「奇遇ですね。私も駅前のホテルに泊まっています」
「それでしたら京都の駅近くで夕食にしましょう」
そう言って、祐介は三千院を出て、京都駅に向かうことにした。
三千院を出る時に風に吹かれて落ちてきた緑のもみじに目を奪われた。
ゆり子もこの静けさのなかで、新しい恋が始まったのを感じた。
夕方近くに京都駅に着き、色々回ってイタリアンの店に決め、まずは、赤ワインで乾杯をしていろんな料理を頼んでは口に入れた。
その間に、ゆり子は3年間付き合っていた元カレと別れたことを話した。
今回京都に来たのは、自分への癒し旅行だった。
「でも、祐介さんに会って気持ちが明るくなりました」
祐介も海外のプロジェクトで5年働き、一段落したので、昨日、日本に帰ってきて気分転換で京都に来たことを話した。
ゆり子は今まで付き合った男性にはない安らぎを祐介から感じていた。
ワインを飲むにつれて話が盛り上がり、もう、11時を過ぎていた。
「そろそろお開きにしましょうか」と話して立ち上がったら、ゆり子は、足が縺れて倒れてしまった。
大分飲みすぎて歩ける状態でもなかったので、祐介は清算をしてホテルの部屋にゆり子さんを送って行った。
ゆり子の部屋は8階で部屋を開けて、中に入ってベットに担いでいったら、ゆり子は突然、祐介に絡んで口づけをした。
祐介もビックリしたが、ゆり子を抱きしめて口づけをした。
そこからは祐介はゆり子の着ているものをすべて脱がして、自分も裸になった。
ゆり子はすべてを忘れるかのように激しく祐介を求めた。 祐介もそれに答えるようにゆり子を抱き締めた。
二人は激しく求め合って逝った。
暫くして、ゆり子は祐介の腕の中で深い眠りに入った。
朝方、目を覚ますと、隣に祐介さんが居たことでビックリするがことのなり行きを聞き「昨日はどうもありがとう」と言った。
そして、裸のまま浴室に行った。
少し冷たいシャワーを体に浴びて、一昨日までの辛かったことをすべてシャワーで流した。
暫くしたら祐介も裸で入ってきて、二人で冷たいシャワーを浴びて抱き合った。
その後二人は食堂に行き、朝食を取って今日の行動を話し合った。
ゆり子は一人でいるよりも祐介といることでいつもの明るさを取り戻した。
その日は一日中祐介さんと行動を共にして、そして夜には近くの店で夕食を取りお酒を飲んだ。
そして、部屋に戻り、着ているものを脱いでそのまま風呂場に行き、祐介もその後に続き裸になってもつれ合った。
昨日まではそれほど気にもしなかったが、ゆり子さんはほっそりしたスタイルで、胸はそれほど大きくはないが弾力のある肌をしていた。
性毛もうっすら生えていた。
それをまじまじと見ていたら、興奮してペニスも勃起した。
ゆり子は「わー大きくなってる」とさけんだ。
祐介は「ゆり子さんが魅力的だからですよ」と言った。
二人は抱き合いながらキスをした。
そして、二人はバスタオルで拭いてベットに移動した。
ベットでは全裸になり祐介はゆり子さんの唇にキスをした。ゆり子さんの乳房を揉みながら乳首に口づけをして、
その頃からゆり子さんの口から悶えるような声が聞こえた。祐介はさらに下に進め性毛を振り分けてクリトリスを舌先で刺激をして行った。
ゆり子さんはより大きな声を出した。膣の回りは愛液で濡れ始めた。
祐介はペニスをゆり子さんの膣の中に沈め、激しく上下に動いた。
ゆり子は大きな声を出してその快感を言葉に出しそのまま逝ってしまった。
祐介はそれに合わせてゆり子さんの膣の中に放出した。
しばらくして、ゆり子は「祐介さんに会えてよかったです。また東京に帰っても会いたいです」
祐介は「わかりました。東京にいっても会いましょう」
そう言って二人の夜は終わった。
翌朝、暖かいシャワーを浴びて目を覚まし、朝食後、ゆり子は東京行きの新幹線に乗って東京に向かった。
東京に戻り、ゆり子の症状が明るくなったので、
伽奈は「ゆり子さん京都に行って何かあったんですか?」そういわれ「ええ、新しい彼氏見つかりました」
「それはよかったですね。今度、その人を紹介してください」そう伽奈言った。
昼になり、ゆり子さんはいつものレストランに伽奈さん、純子さん紗英さんの4人で入った。
ゆり子さんが新しい恋をしたというので、どんな人と出会ったのかみんなで色々詮索していたら、
一つ前のボックスで、聞きなれた声が聞こえたのでゆり子さんがそのボックスに顔を出したら、祐介さんと二人の男性が雑談をしていた。
ゆり子は祐介さんを見つけて「先日はどうもありがとうございました」と挨拶したら、
三人の女性は隣のボックスに顔を出して、ゆり子さんの新しい彼氏に注目した。
と同時に二人の男性も突然女性がこちらのボックスを見に来たのには驚いた。
ゆり子はひとまず自己紹介して「右から伽奈さん、純子さん、紗英さん、そして、ゆり子です」と言った。
祐介も「一登さん、和正さん、そして、祐介です」と、紹介した。
ゆり子は「祐介さんに会社近いんですね」
「それほど遠くはないですよ」
「そうでしたか、今日はレストランで会えたので、今度はお酒でも飲みながらゆっくり話しましょう」そう言って、自分の席についた。
伽奈さんは「彼氏ハンサムですね。こんな彼氏がほしかったです」と話した。
紗英さんは「今度の飲み会楽しみです」と話した。
後日、祐介さんから連絡があり「週末に飲み会を行うことにしますが都合どうですか?」と、連絡が来た。
ゆり子は「皆さん行きたいと言うことでお願いします」と祐介さんに連絡を入れた。
週末になり、夕方に指定された店に行ったら、男性4人が待っていてくれた。
簡単な自己紹介をして、みんな席についた。
ゆり子は祐介さんの前に着き、伽奈さんは和正さんのとこに、純子さんは幸夫さんのとこに、紗英さんは一登さんのとこに座った。
みんな和気あいあいでいろんなことを喋りながら時間が過ぎていくのを楽しんだ。
11時を過ぎた頃ゆり子は「ここで清算をして解散します。後は各自、自由に行動してください」と話したら、
祐介はこれからゆり子さんの家に遊びに行くことにした。
伽奈さんは「もう少し飲んでいく」とみんなに言って和正さんと出掛けていった。
二人の女性はこのまま家に帰ることにした。
祐介はゆり子さんをタクシーに乗せてゆり子さんの家に向かった。
部屋に入ったら、ゆり子さんを抱きしめて口づけをした。
しばらくしてゆり子さんは「シャワーを浴びたい」というので、そのまま浴室に行った。
着ているものを脱いで、少し暖めのシャワーを浴びていたら、後から祐介さんも入ってきた。
二人でシャワーを浴びながら、抱き合った。
頭から浴びたシャワーはその日の疲れをとるようだった。
バスタオルで体を拭いてそのままベットに移動した。
そして、そのまま二人は愛を確かめるように求めあった。
祐介がゆり子の膣の中に挿入した頃には激しく悶え、大きな声をあげて逝った。
祐介もそれを追いかけるように逝った。
ゆり子は「今日の飲み会のセッティングどうもありがとう」とお礼を言った。
祐介は京都でのゆり子さんとの思い出を話して夜を過ごした。
翌朝はゆり子さんが朝食を作る音で目を覚まし、祐介は「よく寝ることができました」とゆり子さんに話した。
そして、朝食を食べて祐介さんは家に帰った。
ゆり子は部屋の中を片付けて、洗濯、布団干し等をしてから、着ているものを脱いでシャワーを浴びた。
昨日の祐介さんとの余韻を思い出しながら少し温めたシャワーを浴びた。
その時、ふっと、祐介さんのお嫁さんになりたいなと心の中で芽生え始めた。
月曜日に会ったらみんな「よかったです。又、こういう会に誘ってください」と言われ、
伽奈さんはその後、和正さんともう少し飲んで、そのままホテルに泊まって行ったと話した。
その後、伽奈さんは和正さんとは、仲のいい友達になり、いい付き合いをしているとのことだった。
週末にはゆり子も祐介さんのとこに泊まりに行ったり、泊まりに来たりと仲のいい友達関係だった。
そして月が変わり、祐介からゆり子さんに電話があり、「今日会って、話したいことがある」と言われ、
夜、食事の用意をして待っていると祐介さんが来た。
今日は泊まりということもあり、まず、風呂に入ってもらった。
しばらくして、ゆり子さんも裸になって入ってきた。
こうやって、二人で風呂に入ると夫婦のようだった。
風呂から出て、スエットに着替え、祐介はゆり子さんの作った料理を食べながら話しを始めた。
「実は今度、アメリカで行うプロジェクトに参加することになった」
「それに辺り、ゆり子と行きたい、来てくれるか?」突然のプロポーズにゆり子は驚いた。
「すぐには返事は出さなくていいが、来年にはそちらにいくのでそれまでには返事を聞かせてもらいたい」そう祐介は言った。
ゆり子は嬉しい気持ちと海外にいくことにたいして不安な気持ちもあった。
その日は二人でいろんなことを語り合いながら夜を過ごした。
そして、二人は愛を確かめ合いながら、お互いの体を求めあった。
二人の気持ちが一つになった瞬間だった。
都内では紅葉が始まり、近くの公園ではもみじも紅葉して色鮮やかな色を着けていた。
ふっと、風が吹き抜けたときに、もみじの葉が舞い上がった。これから暮れに向かい一段と鮮やかな色をつけるのかも、、、
後日、ゆり子は祐介から言われたことについて、受け入れることに決め返事を祐介に伝えた。
祐介は喜んで聞き入れてくれた。
空が青く澄みきっていて、飛行機が空を通り過ぎていくと、これから自分達の未来を導いているようだった。
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