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───Side ひなた
2ヶ月後、暑い夏の日に海にいた。
「暑すぎるんだけど」
隣には佐伯くんがそんなぼやきを零していた。
何故海にいるかというと海でBBQ。
会社の懇親会のようなイベントだった。
全員参加のこのイベントで私は佐伯くんに車で乗せてもらってきたんだけど、あまりの暑さに車から出るのが辛い。
「暑いね」
私もぼやきにそう返してはしゃいでる女性社員達を眺める。
「佐伯さんこっちきてくださーい!」
黄色い声でお誘いを受けているこいつ。
「あ、後ほど行きますー!」
海で水着で遊んでいる女性社員たちに笑顔でそう返して、私の隣にいた。
「お前は水着は?あ、貧相な体してるし見せれないか」
クッと憎たらしく笑うこいつ。
「殺す」
言われていることに対して図星過ぎて脱げないのも事実。
中は一応水着は着ている。
花と選んで購入はしたけど、ビキニはレベルが高い。
というか花のチョイスはどれもちょっと私には攻めた物が多くて。
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