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プロローグ:当たり前の毎日
「ピピピッ、ピピピッ」
目覚ましの音で、佐藤美緒は目を覚ます。
大きく伸びをしてベッドから這い出すと、ぼんやりとした頭のまま昨夜の残り物とご飯をチンしてを食べる。次に歯磨きをして顔を洗い、会社に行く準備をして鏡をみる。そこには代わり映えの無い自分が映っていた。
「今日も変わらない朝のスタートか・・・。」
社会人になってから、これが美緒にとっての毎日だった。特に意識を向けなくても、家を出ていつもの満員電車に乗り込む。
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