波止場

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「あかり、ちょっと来い」 「どうしたの?」 夕食後凪が呼ぶから目の前に立つと、キレイな指が私の頬を滑る。 「な、なに?」 「少し焼けたな」 ー・・そんなこと気にしてくれてるんだ。 自分ですら気づいてなかった。 「あ、うん。1日外に居たから・・」 「赤いぞ。冷やすか?」 この赤さは、日焼けだけではないはず。 「大丈夫だよ」 「そうか。明日はどうするんだ?」 「・・家で勉強する」
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