ドSな彼らに囚われて

例えその先が地獄だろうと

「んんッ！！」

真雪に怯んでいれば、唇に違和感が。
目の前の綺麗な男に唇を奪われたんだと瞬時に気づく。

ショックで抵抗するも、千尋に腕を押さえつけられているせいで無意味に終わる。

「大人しくしてれば俺たちを怒らせずに済むよ」

うなじにちゅ、と接吻され、ゾゾッと鳥肌が立った。

それから首筋をべろっと舐められ、背筋がゾクゾクしだす。気持ち悪い、何この拷問。

そしていつまでも私の唇を貪る真雪は、「俺に集中しろよ」と私の舌を甘く噛んだ。

「いっ、たい…！もう、やめてよ…！」

この状況が辛すぎて涙が出そうだ。

何とか力を振り絞って拒絶すれば、はぁ、と2人から大きな溜息が落とされた。