やらかした夜を明けて

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「これからは佐倉さんには俺のサポートについて貰ってラージランクのクライアントの案件の仕様書作成をお願いしようと思う。で、納品までを若手社員に任せる事にした」 グループワークが悪い事は問題視されていた。 人間、合う合わないがあるから、無理にチームにせず、気が合えばチームを組み、案件をこなせばいいとなっていた。 「入社3年目までは案件達成上位者のサポートにつかせる事にした。その方が学ぶ事が多い効率がいい。出来が悪ければ放置すればいい。即、解雇するから」 首斬りマネージャーは容赦ない。 かなり面倒な下請け企業とのやりとりを後輩に引き継ぐ事になり、気が楽になった。 藤島マネージャーは私が無理して働いてる事をわかってくれた。 私を認めてくれてる気がして嬉しかった。
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