最低な行い

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最低な行い

「結城は吉永雅美に睡眠薬と媚薬を飲まされ逆レイプされたんだ」 藤島マネージャーとクライアント先のヒアリングがあるから会わないわけにはいかない。 友人の不名誉な事なのもあり、言えなかったらしい。 「……そうかもしれませんが、天宮さん、結城さんと関係を続けるの無理だと思います。今まで彼と付き合ってるからとかなり陰湿ないじめにあって耐えてたのに、あの現場を見てしまったら無理ですよ。それに、嫌がらせの証拠を全て掴むために真凛ちゃんの私物に盗聴カメラをしかけるのはどうかと思います」 「……だよな」 真凛ちゃんと結城創真の関係は修復不可能だと思う。 真凛ちゃんの私物に仕掛けられた超小型盗聴カメラのチップが特殊な形態で製品化されてない商品だから調べていた。 名古屋の“藤島AI開発”で販売しているとわかり、社名から藤島マネージャーが関与してる気がして尋問した。 「結城と冨田が開発した超小型盗聴カメラを制作したのが俺の実家で、俺は関与していない」 藤島AI開発のHPの会社概要の社長の写真が藤島マネージャーにかなり似ていたので、言い逃れはできない。
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