第1章 0.01ミリメートルの防御壁※

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 (でん)()を手の平でスリスリと撫でられ、男の男根がヌプリと出ていく。かと思ったら、中に勢いよく挿入()れられる。肌と肌がぶつかる音がする。安物のラブホのベッドがギッ、ギッと軋んだ。  最初から激しい律動だった。  男のかいた汗がパタパタと背中に落ちる。中を突かれれば慣らすために入れたローションが(あふ)れ、(もも)へ伝い落ちる。  男の獣じみた吐息に興奮する。 「あ、あ……そこ、いい。……いい……もっとぉ……」 「ここだね。このふっくらして、コリコリしているところ……いい?」 「そう……そこ、そこ! きもちぃ……さいこ……あ、」  感じたままに(あえ)ぐ。  ペニスがペチンペチンと自身の腹を打つ。涙のような我慢汁が散ってシーツを汚す。    左手をついて腰を高く上げた姿勢となり、右手で自身を(しご)く。  男の手が前に回って両の乳首に触れる。散々(ねぶ)られた乳頭を指で(つま)まれ、転がされ、いじめられる。 「イク……イッちゃうよ……」 「いいよ、イッて……」  ガツンと前立腺をペニスの先で(たた)かれる。とてつもない衝撃に「ああっ!」と大声で叫んでしまう。  全身が強張って眼前で火花が飛ぶ。勃起していたペニスからビュッと勢いよく白濁液が吐き出された。
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