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途端、黒い画面が現れた。
そこに一瞬のうちに呪文のようなものが文字が羅列されていく。
「えっ、ちょっ――」
PCを乗っ取った誰かが猛スピードでタイピングしているみたいに、画面は文字で埋め尽くされ、スクロールバーがどんどん小さくなっていく。
一瞬のうちに黒い画面が現れて消え、今度は様々なウィンドウが次々と乱立し始めた。
何これ――
横にいた先輩デスクが湖南の異変に気づき、焦り声をあげた。
「あ、こらコナン! ケーブル抜けっ! おいやばいぞ、コナンがウイルスに感染したっ!」
言われるがまま、ノートパソコンに繋げられたネットワーク線をぶちっとひっこ抜いたが、時既に遅し。編集部内は既に火が付いたような騒ぎになっている。
「るせぇ、落ち着け!」
熊田編集長がぶち切れた。
「コナンッ! 何しでかした!」
「すっ、すみませぇんっ!」
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