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翌日になると、お昼休みを伝えるチャイムが鳴っても声がかかることはなかった。
昨日間違えてしまったから、その罰らしい。
でも、私にとっては、罰になってないよって言いたい。
そんなこと、口が裂けても言えないけれど。
一人で食べるお昼は、寂しさこそあるものの気は楽だった。
いつもより、作ってもらったお弁当を味わえている気がする。
ただ、お昼を食べ終えると、周りの声が気になってしまう。
きっと私に関係ない話をしているはずなのに、その声が私を揶揄しているように感じられてしまう。そして、時々聞こえる笑い声に、バカにされてるんじゃないかって思ってしまう。
ただの被害妄想だって分かっているのに、そんな気がしてしまう。
小学校や中学校の頃のように言われているんじゃないかって思ってしまう。
だんだんとこの教室にいるのが辛くなる。
だから、かばんの中から、巾着を取り出して、それを抱えて教室を出て、一階の階段裏に向かった。
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