我 / 僕 × 在雪景中 / 雪花の中で

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それからお互い無言で歩いて10分程ほど、二人は小学校時代一人で俊がサッカーの練習をする時によく来ていた川に沿って土手(どて)の上の道を歩いていた。午前中は晴れていた天気だが、今は少し(くも)ってきている。 直央斗:「(なつ)かしい!ここの川の()んの久しぶりだ。二人でよく来たよね。まあ、ほぼほぼ俊のサッカーの付き添いだけど。()れない距離じゃないけどなんかないと来ないよね」 俊:「ああ…だな」 直央斗:「いや、10年ぐらい経ってるけど意外と変わってないなー」 俊:「………」 懐かしそうに風景を眺めながら前を歩く直央斗。 そしてそんな彼の様子を見ながらその後ろを歩く俊。 俺はコイツの小学校の『幼馴染』で、アイツはコイツの中学ん時の『親友』……… 『え?心でつながってる…大切で…大好きな…幼馴染?』 まぁ、クソどうでもいいけど、アイツにはなんて言ったんだろ? 『まあ、お互いを大切な人だって思ってるうちは大丈夫っしょ』 まぁ、クソどうでもいいけど、アイツとはああいう出来事(できごと)はあったりしたのかな? 『もしもの話だけどさ、俺がお前と一緒に死にたいって言ったら…そん時、お前は俺とホントに死んでくれる?』 『なにお豆腐メンタルみたいなこと言ってんの。お前ほんとにそれでもサッカー部員?』 あの時の『答え』って結局………それってやっぱそういうことなのか。 まぁ、どうでもよ。
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