我 / 僕 × 在雪景中 / 雪花の中で

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直央斗:「あーあ、なんか期待してなかったけど予想通りフツーの式典だったね。なんか超大物芸能人とか千葉のディズニーとかみたいだったら楽しかったのに」 俊:「………」 直央斗:「?聞いてる?」 俊:「ん、あ、聞いてる」 直央斗:「………そっか。なら………あ!雪じゃない?」 俊:「あっ!」 するとほんのわずかではあるが、小粒の雪がパラパラと直央斗と俊の頭上に降り始めた。 「おー!東京に雪はめずらしいから、なんかうれしい!」っと言って直央斗は手を出して雪をつかもうとする。その光景をみていた俊は小さな声で歌い始めた。 俊:「輕輕,落在我掌心,靜靜,在掌中結冰。相逢,是前世註定,痛並,把快樂嘗盡。明明,話那麼寒心,假裝,那只是叮嚀。淚盡,也不能相信,此生,如紙般薄命。我慢慢地聽,雪落下的聲音,閉著眼睛幻想它不會停,你沒辦法靠近,決不是太薄情,只是貪戀窗外好風景。 我慢慢地品,雪落下的聲音,彷彿是你貼著我叫卿卿,睜開了眼睛,漫天的雪無情」 俊:「誰來賠這一生的好光景……」 直央斗:「………いい歌だね。曲名知ってる?」 俊:「知らね。母さん(マー)が今向こうのドラマにばかハマってて、そんときに流れてたやつ。俺も向こうの言葉も一応まだ覚えてるから分かって…まぁ、『雪降ってんぞ』みたいな感じの歌詞」 直央斗:「………雪落下的聲音(シュクーシャーダシュンイン)」 俊:「え?」 直央斗:「『雪落下的聲音(シュクーシャーダシュンイン)』って名前の曲でしょ。それ?」 俊:「お前、知ってんの?」 直央斗:「うん。『エイラク』でしょ?中国のドラマ。僕、大学の語学の選択科目で中国語を取ってるから、中国語のドラマ観てて。メッチャブームだったやつだよね」 俊:「お前……俺の言葉……中国語わかんの?」
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