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俊:「んー、まぁ……少しだけなら………?」
直央斗:「よし! じゃあ左手で僕の肩持って」
俊:「こう?」
直央斗:「違うよ! こうっ!」
俊:「いや厳しっ! 俺、初めてだから!………いや、鬼スパルタすぎだろ」
直央斗:「当たり前じゃん! 覚えてもらう意味も兼ねてるんだから! 真剣に!」
俊:「………はい。先生」
直央斗:「よろしいっ……ダメだ。笑っちゃう……はい、次! 右手はこんな感じで少し伸ばして」
俊:「こう?」
直央斗:「そう。でね。足を、こうやって、まずは……イチ、ニ、サン、シ。分かった?」
俊:「あーなるほどね……あー……はいはい」
直央斗:「分かった? じゃ、行くよ。せーのっ!イチ、ニ…ダメっ!手ちゃんと。下見ない!」
俊:「いや、意外とムズくね!?……あ!」
直央斗:「ダメ! もう一回」
俊:「ちょっ、先生っ! もっと優しく……」
直央斗:「ねぇ、ちゃんとやって!………ほらー」
俊:「は?やってんじゃ……だぁー! ねぇーもう」
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