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「うーん……うーん!」とうなりながらベッドの上で横になって、手に持っているスマホの画面を見つめる俊。
俊:「忙しかったとはいえ、今から『一緒に行こう』……いや、でもなぁ。さすがに前日の夜って……それに」
「ゴメン。もう他の人と行く予定だから」と真央斗から返事が返ってきたら、むなしさ倍増。
アイツ、なんだかんだ小学校のとき他にも普通に友達いたし………ソイツらとも仲がよかったような。
俊:「………考えてみたら、よく俺たち一緒にいたよな」
「あー……もう別に行かなくてもよくね?」とぶつぶつ一人で言いながら、俊は再びLINEのチャット画面を確認する。真央斗からの連絡は高校で会った時を最後に来ていなかった。
俊:「………必要だからいて欲しいのか、『必要だ』って俺を選んで欲しいのか」
「………何言ってんだ、俺」とそんなことを考えていた矢先、部屋の扉をガチャっと開けて彼の母が入ってきた。
俊の母:「你、成人式, 明天,对吗」
俊:「是」
俊の母:「有人和你一起去吗?我可以给真央斗的母亲打电话通过电话询问她?」
「ま、そうなるよね………」と言って俊は目を細めた。
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