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そしてそのころ
直央斗:「えー!?また返ってきた…もうなんなんだよぉ。め、迷惑過ぎる…みんな…こ、こういう時だけ」
俊のリプライ、小学校の仲良しグループの人からのメッセージ、綾人のメッセージ………それを何回も繰り返し確認する直央斗。
直央斗:「うーん!!…もうサイコロとかで決めるか…サイコロ持ってねぇけど…100均で買ってくるか」
有言実行。そう言って早々に100均でサイコロを買ってきた直央斗
直央斗:「偶数好きだから、「『2』なら小学生グループ、『4』なら綾人で、『6』なら俊ね」
「行け!」っと思いっきりサイコロを振って出た目は「1」。
直央斗:「いや、無駄に緊張するな。これ」
そう言ってまたサイコロを投げる。だが今度も「1」の目が出た。
直央斗はサイコロを投げ続けた。だがすべて「1」の目が出る。
「………次こそは『MADE IN JAPAN』」全てを理解した直央斗は天井を仰ぎながらそうつぶやき、そのまま夜が更けていった。
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