ずうっといっしょ

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おそらく、明希くんのベッドへと寝かされているであろう体を動かそうとすれば ガシャッ、ガジャンッ、という安っぽい金属音と共に両腕の自由がきかないことに気づく。 「っ、な、なに、これっ…、明希くん、、、どうして、こんなことっ、!」 言葉が、震える。 目にはじんわり涙の幕が張っていた。でも、泣いたからって、何かこの状況が変わることはないって、何となくそう思った。 そんなあたしの問いに、朗らかに表情を和らげると 「どうしてって…、そんなの遥を俺だけのものにするために決まってるでしょ?」 なんて、至極当然のように言われる。 俺だけの、もの…? 「あのっ、、、どういう、こと?明希くんは、あたしのお兄ちゃん、でしょ?」 大好きだったはずのお兄ちゃん。なのに、今は底知れない恐怖を明希くんに感じていた。 そんなあたしの問いに、ふはっと、思わず吹き出してしまったかのように笑うと、そのままギシッと、ベッドへと上がってきて、
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