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𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆_Ⅲ
全然寝れなかった。
昨日も一昨日も、考えてたのは和泉の事だった。
私を好きって気付いた日にすら、何も考えないようにすること出来たのに、告白されてからあの真剣な顔で言われたことを思い出していて。
好意は素直に嬉しかったんだと思う。
だけど考えても考えても、和泉を友達以上に見る事はどこかストップがかかっていて。
もし和泉と向き合うにしても、凪先輩との事をどうにかしないと進めそうになかった。
凪先輩と違って、和泉は営業課だから頻繁に顔を合わせなくていいのが救いだった。
「(…やっぱり、お断りしよう。)」
凪先輩を好きじゃなくなるまでは、和泉とは向き合えないって。
それと凪先輩との事は、好きじゃなくなる事はもしかしたら難しいのかもしれない。
だけどこんな関係はやめた方が…。
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