𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆_Ⅲ

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次の日、朝が早いからっていつもよりすごく早く凪くんが家を出た。 その理由は会社に来たら明確で、凪くんと紗綾さんが一緒に出社してきていた。 大切な人を扱う様に凪くんは紗綾さんをエスコートしていて、やっぱり凪くんの隣に立つ人は紗綾さんみたいな人だと思わされた。 わかってた、事なのにな。 目が合うとしばらく遠くから見つめ合うも、そのままふいと逸らされる。 いつもこんなタイミングだった。 凪くんが私なんかってなるのは。 本当は別れ話なんてしてないんじゃない? 待っててなんて言って縛ってるだけなんでしょ? 本当、私バカだな。
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