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俺はそのまま総務課に顔を出して、いけ好かない顔の奴の元まで向かう。
「ちょっといいっすか、新谷さん」
突然声をかけられた新谷さんは驚いた顔でこちらを見ている。
もちろんその向かいにいる絢も。
「良いけど、珍しいね。何か話?」
「ここで聞かれて困るのそちらだと思うんで、黙って来てもらっていいっすか」
そう言って使われていない会議室まで呼び出す。
さっきの宝生さんの話を聞いてから居ても立っても居られなくなって。
本当の悪は誰かとか考えても、もうそんなのもどうでも良くて。
だから、俺は俺の言いたいことを伝える事にした。
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