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数年後
元気な高い声で目を覚ます。
リビングからうっすら聞こえてくる声。
話しているというよりも「あー!」などの声を発している声。
ベッドから出て、リビングに顔を出すとリビングには雪と娘の花菜がいた。
「あ、パパ起きてきたよ。花菜」
おもちゃを咥えながら俺の方を見ると、そのへんにおもちゃを投げてハイハイで寄ってくる。
紛れもなく天使だな。
「おはよ、花菜。」
抱き上げるときゃっきゃと嬉しそうに笑ってくれてそれも愛しくてたまらない。
「雪もおはよ」
「おはよ、和泉くん」
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