本編

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「今日はずっとフミちゃんのことばかり考えてたんだよ。そんな可愛い格好してるから。他の青年部の奴らや参加者に狙われたらどうしようって」 悲しい位、何も無かったですが。 「フミちゃんを誰にもとられたくない」 「えへへ……」 「なに、えへへって可愛いんだけど?!」 前のめりになる美形から身体を反らし、フミはにやつく顔を見られ無いように横を向く。 「フミちゃん!こっち向いて」 「嫌です、へへ」 「あー、もう、チュウして良い?」 「なに言ってんですか、もう」 「だって、チュウしたいんだもん。あれ以来、俺がどれだけ悶々してるかわかる?あそこでお預けくらって、また誘えるかと思いきや、避けられるし」 フミは俯いてポツリと告げた。 「……かぼちゃプリン」 「えっ?」 「今日中に食べないと。二人で食べませんか?あと二つ残ってるんですよね?」
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