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いつもならこの時間にはほとんどの店が閉店し、街灯の灯りしか灯らない。しかし、ハロウィンイベントの今夜は、飾り付けられたオーナメントが0時までライトアップされる。
八反に手を引かれて連れてこられた隣の寝室だが、カーテン越しにもオレンジの灯りが差し込み、部屋は思った以上に明るい。
ベッドに腰掛け恥じらうフミの首筋に八反がキスをする。
「齧りたいな」
「痛いのはヤです」
大きな掌が膝丈のワンピースの下に潜り込んで太股を撫でた。
「俺は今日はドラキュラだもん」
「私は魔女です。美味しくないかもですよ」
八反は片手で器用に自分の衣服を脱ぎながら、フミの身体をたどり、官能を引き出していく。
「……美味しいに決まってる」
頭からワンピースを脱がされ、下着だけになったフミをベッドに押し倒し、八反は身を起こして、スラックスのジッパーを下げた。
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