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「フミちゃん、お願い、謝るから」
目を開ければ、泣きそうな顔で懇願する八反がいた。
「セックスしたら、八反さんの不安は無くなりますか?」
八反は片手で目を覆う。
「どうかな?でも、少しは安心出来る」
「多分、私もです」
「そうなの?!」
フミは八反に手を伸ばしてその顔を引き寄せた。
「……だから、早くシて下さい。準備はもう充分整って…...もどかしいんです」
「フミちゃんっ!」
八反はフミの足の間にぐっと身体を割入れ、滾ったものを押し付ける。
花弁に上下させてくちゅくちゅと蜜を塗りつけ、ぐっと押し込んだ。
久しぶりに受け入れるモノは固くて太い。
膣をギシギシと擦りながら進んでくる。
八反はフミの両脇に手を付いて、熱に溶けた視線をフミに注ぐ。
「フミちゃんの中、あ、蕩けて、熱い」
その頬を汗が伝う。
側面から照らされたオレンジの光が、彫りの深い顔に深い陰影を作っている。
汗をなめとる赤い舌。
白い逞しい身体から湯気が立ち上るように妖艶な色気を放つ。
禍々しくも美しい、正に、異国の高貴なモンスター。
フミはその姿に見惚れ、不埒な欲を持つ。
……この人が欲しい、食い尽くされたい。
ああ、理屈なんて一瞬に吹っ飛ぶ破壊力。
本能に支配される心地好さ。
フミは背筋を震わせ、手を握りこんで顎に当てた。
「フミちゃん?」
八反は腰を進めながら、フミの様子に首を傾げる。
「どうしたの?痛い?つらい?」
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