実験2(あらすじ選定)

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実験2(あらすじ選定)

 先ほどのあらすじができあがるまで、1分も経たなかった。さっそく物書きとして負けた気がする。が、今はチャットくんが書いてくれたあらすじを確認していく。  1は仮想の子どもが本当にいるかのように思えてくる、というのがホラーっぽくて面白そうだ。しかし、一方で人工的に生み出されたものが徐々に命あるもののように振舞う、というのはありがちな展開すぎるだろうか。  2は個人的に一番面白いと思ったあらすじだ。様々なことを教えてくれる立場であるはずの教師AIが、生徒に教えを請う。まるで生徒が教師を育てているような、独特の関係性が魅力的な作品になるだろう。  3は1の製作者の目線も入っているような作品になるだろう。「どうして私を育てるの?」という質問がキーワードで意味深な要素になってくるような気がする。ミツキによって作られたリリは人々をサポートするために生まれたと聞き、納得するのか。それとも「ミツキと一緒にいたい」などと否定するのだろうか。その選択が見どころだといえる。  4は本来の役割から派生して別のことも学習しはじめる部分がミソだと思う。囲碁やチェスのAIなどあるが、それらもほかのことを学習したりすることができるのだろうか?  5も1,3と似たような性質を持つあらすじといえる。「家族」という概念を知ってしまったロボットがどうなるか気になるところだ。  総括にもあった通り、AIを育てたことにより人間のような意識の芽生えや感情の発達というのが話の中心となっているものが多い。だが、こういった話はAIという言葉が流行る前からロボットや機械等であったとは思う。  ここで人間、つまり私の出番ということである。AIが育ち、人間のような心を有するという軸はそのままで、もし、その心が「嫉妬」など複雑なものだったらどうなるか。 感情豊かになって、めでたしめでたし。にしたくない人みたいで申し訳ないが、以上の要素を入れたら面白い作品になるのではないかと考えた。
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