九歳

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「案内するわけないでしょ馬鹿。」 「あ?」 「じゃあ聞くけど得体の知れないやつが急に話しかけて来て、それで名前聞かれて。それで答えたらいじられるって、ほんと意味わかんないと思いますけど。それのどこが馬鹿じゃないんですか?」 「あ?!」 「お。総司。終わったか?で、そいつは?」 「終わりましたよ。えっと、この人は多分道場破りだと思いますよ。」 「そうか。ありがとうな。道場破りか。」 そして、道場破りと近藤さんが戦うことになった。 それからしばらくして、 「それで道場破りさんは試衛館に食客として来ることになった。と。」 「それと俺の名は道場破りじゃねー!土方歳三だ!」 「へー。」 そう返事をしてみた。すると、 「そういやガキ。お前暇そうだし、道場に入門したらどうだ?一応武士の子なんだろ?」 「……。でも……」 「いいんじゃないか?後は本人の意思によるが。」
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