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最初は、家族の命に危機が及び自棄になっているのだと思った。しかし、何処か腑に落ちない自分も居る。気になった僕は、真偽を確かめるべく
彼女の自宅を訪れた。
呼び鈴を押すと、彼女は恐る恐る扉を開けた。
僕の顔を見るなり、不審者でも見る様な顔で
尋ねる。
「どなたですか…?」
「誰って、君のファンだよ。」
名乗った途端、彼女は怖気立ち咄嗟ににドアを
閉めようとした。だが僕は彼女が動く一瞬の隙をつき、足を挟んで抵抗する。
「どうして、お会いした事も無い貴方が私の住所を知っているんですか。」
「君がSNSに投稿している写真、探偵に預けたら
一発で特定出来たよ。」
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