0人が本棚に入れています
本棚に追加
「貴方のやっている事は犯罪です。」
「君だって、父親が入院していると嘘をついて
ファンから金を巻き上げたじゃないか。」
その証拠に、彼女の格好やメイクは日に日に派手さを増していった。整形もしているらしく、素っぴんの今も初めて見た時の原型を留めていない。
「ハッ!」
彼女が白々しく吐息ごと吐き捨てる様に鼻で笑うと、グロスを塗った作り物の唇が醜く歪んだ。
そして彼女は僕の全身を見下すと、完全に開き
直りこう明言した。
「それは、貴方が勝手に渡しに恋心を抱いて妄想を膨らませた結果であり自業自得じゃないですか?第一私は一人の配信者でもありますが、一人の人間です。私には、夫も子供も居ます。独身の貴方と違って、お金が必要なんです。」
最初のコメントを投稿しよう!