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道しるべ
いつだろう
俺が人生という名の線路を間違えたのは
最後に学校に行ったのはいつだろう
最後に友達と話したのはいつだろう
最後に人と笑い合ったのはいつだろう
家族からは呆れられ、見放され、仲が良かった友達とは連絡すらも取っていない
どうせ誰からも必要とされていない
「死にてぇな」
ポロッと溢れた言葉に重なるように聞こえてきたのはどこからか聞こえるピアノだった
聞きに行ったところで、
音の正体を探しに行ったところで、
何か変わるわけじゃない
そうわかっているのに、どうしても気になった
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