「呪術陰陽道中無我夢中膳後藤膝栗毛無問題近衛兵長丸列伝三四門会五郎絵巻~猿飛佐助十二神将破壊大明神鬼面菅原道真南無阿弥陀仏烈級章~」っていう本があるんだが

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 無我夢中膳後藤膝栗毛無問題近衛兵長丸(むがむちゅうぜんごとうひざくりげもうまんたいこのえへいちょうまる)はげんなりしていた。  主君の長曾我部長谷平兼家近松門左衛門之介(ちょうそかべはせだいらかねいえちかまつもんざえもんのすけ)より、娘の長曾我部(ちょうそかべ)長谷平姫野綾加辺美琴沙羅双樹万野巫女姫野(はせだいらひめのあやかべみことさらそうじゅよろずのみこひめの)の護衛を仰せつかったからだ。  長曾我部(ちょうそかべ)長谷平姫野綾加辺美琴沙羅双樹万野巫女姫野(はせだいらひめのあやかべみことさらそうじゅよろずのみこひめの)といえば松平天翔女人森羅万象(まつだいらてんしょうにょにんしんらばんしょう)氏家之美琴徳平万待遇比良比丘尼大明神(うじいえのみことのりひらまんたいぐうびらびくにだいみょうじん)の再来とも言われるほどの見目麗しい姫君であるのだが、その気性は荒く、まるで猿飛佐助(さるとびさすけ)|十二神将破壊大明神鬼面菅原道真南無阿弥陀仏(じゅうにしんしょうはかいだいみょうじんきめんすがわらみちざねなむあみだぶつ)のごとき怪力を誇っている。  それゆえ、民人たちはこの美しい姫君を松平天翔女人森羅万象(まつだいらてんしょうにょにんしんらばんしょう)氏家之美琴徳平万待遇比良比丘尼大明神(うじいえのみことのりひらまんたいぐうびらびくにだいみょうじん)猿飛佐助(さるとびさすけ)|十二神将破壊大明神鬼面菅原道真南無阿弥陀仏姫(さるとびさすけじゅうにしんしょうはかいだいみょうじんきめんすがわらみちざねなむあみだぶつひめ)と呼んでいる。もちろん、当の本人は知る由もない。
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