幼馴染と溺愛とクズ

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初めてのトップ記事が高評を受け 大きな取材を任されるようになった 前回の記事はほぼアキトのおかげなだけに 自分の力を誇示しようとそれ以降の記事は 正真正銘、自分の力だけで手にした記事だ その記事も高評価で 部長から班の人達一同ご馳走にあやかってます 「部長こんな高級店で打ち上げ大丈夫なんですか?」謙遜しながらも、美味しいお酒とご飯が食べれるので顔がほころぶ、ハル 「そうですよ」 同じくニヤケ顔が 止まらない イチハ 「ありがたくいただきます」リョウは、 頑張りの対価だと遠慮なく 部長にごちそうになる 部長にとっても 一から教えて来た 部下の目まぐるしい成長が嬉しくて お酒が進む 「部長の選んだ店だけあって、 ご飯もお酒も美味しいね」 「今度は彼氏に連れて来てもらおう」 頬に手を当てながら もう片手にお酒を持ち、 リョウの隣で耳打ちするイチハ 「リョウ大丈夫?」 「だいぶ出来上がってるようだけど」 かれこれ2時間リョウも、久しぶりの楽しいお酒で顔全体が赤く色づくくらい出来上がっていた 「大丈夫、大丈夫」 同じ言葉を二度繰り返しす 目がいつもよりトロンとしながら 「私トイレ行ってくる」と壁に手を当てながら 部屋を出た いつもよりは飲んでる 楽しいお酒だと酔いも早い 飲み過ぎは体に悪いわかっているけど それでも飲んでしまう 冷たい水をおでこと頬に当て、 少し酔い醒ましてから行こう トイレから出ると待ち構えてたように 部長と鉢合わせ 「半崎大丈夫か?」 いつものように髪の毛に手を当てる 「大丈夫です、2次会も任せてください」 新聞記者は体が基本 そお部長の教え通り、 体力には自信がある それに入社当時から部長とお酒も飲み交わし だいぶ強くなった 頬を赤らめながらも席に戻ろうとした時 「、、、アキト、、、」 にこやかに笑い、綺麗な女性に腕を組まれてるアキトが目の前に立っていた 一瞬お酒も入ってたので判断が遅くなったが 浮気?イヤイヤ女性とご飯家に来てたとしても 浮気ではないか お友達とか? イヤ アキトに限って女友達を作るタイプでは無い 「浮気じゃないし友達でもないよ」 「仕事」 頭で考えてた事を口に出したかと思うくらい 的確に質問に答えたアキト 「リョウちゃんは打ち上げ?」 「飲み過ぎじゃない?足ふらついてるし 顔赤い もう帰った方がいいね この子(女性)お店に届けたら 戻ってくるから一緒に帰ろ」 「待っててね」 返事もしてないのに、語尾が強めの待てを言われそんな時は怒ってるか機嫌が悪い時だ 部長とハルとイチハに丁寧に平謝りをして、 2次会がキャンセルにした お会計も済み3人とも別れ 店の前で一人アキトを待つ 12月の夜は肌寒く 酔いも少しづつさめていく お酒が抜けていくとやけに眠気を誘う 「アキト遅い」 「一人で帰っちゃおうかなぁ」 ぎゅーーっと後ろから覆い被さるように アキトが、抱きつく 後ろから抱きつき頬と頬をくっつけて 「ごめん、冷たいね」 っと少しの間 その場で温めてくれた 外にいたおかげで酔いも覚め 家に着いた時には ほぼシラフ状態だった アキトは、家に着くなりお風呂の用意をし、 お湯が張るまで永遠に口の中を好き放題された リョウの口の中はお酒の味しかしなく アキトはミントがかすかに残る唾液の味で 何度も舌を絡めたり、 両耳に手を当てられ さわさわと耳全体を陵辱される 両耳を塞がれると舌で奏でる卑猥な音が響き それだけで 腰が抜けてしまう アキトはその全てを知りながら 意地悪な笑みで欲しいとこには触れてくれず 湯が張ると お姫様抱っこで脱衣所に連れて行かれた 身ぐるみ全て脱がされて良いとも言ってないのに アキトと一緒にお風呂に浸かる 無言が多く少し乱暴な態度のアキト 「怒ってる」っと後ろから抱きつかれている アキトに問いかける ガブリ、右肩を噛まれ アキトの無言の返事だ 「忙しくて会えなくてごめん」 ギューと両方の胸の先端を程よい強さで摘まれ 「あっんーえっ飲みに行ったこと?」 「何に怒ってるの?」 両乳の摘まれた先端を転がしながら 噛まれた右肩にキスをし オールマイティに翻弄してリョウをいじめ抜く 「全部」  「忙しくて俺のことほっといたことも 飲みに行ったことも、その場に男がいた事も」 お風呂の中で怒涛のように響く声 これはかなり怒ってる、付き合う前は こんな事は無かった 前に言ってた、アキトなりに我慢してたからか 慌てて振り向き、慣れない舌使いで アキトにキスをし無我夢中でアキトの舌を絡める アキトはリョウのこの必死さが可愛くて好きだ 先ほどまでの顔面悪魔から甘いワンコに変わる のぼせる前に許しを得たリョウは、 急いで体を洗いお風呂から上がる 忙しかったせいでアキトとの時間が取れず 今だって2週間ぶり抱擁だ 後から上がったアキトは、上半身裸で まだ濡れてる髪から垂れる雫が、体に流れ 引き締まった筋肉質の上半身にまとわりつく、 そんな光景を目で追ってしまう 「体一段と引き締まった?」 背も高く筋肉がつきやすいアキトは 仕事の一環と言いながらジムと格闘技に通い鍛えていた でもあれから、また一段と胸筋がついたような 手を伸ばし触ってみる 胸筋は弾力があり、確実にこの前みた時より 育っていた 「リョウちゃんが、会ってくれないから ジムと格闘技で憂さ晴らししてた」 「何かに打ち込まないと リョウちゃんに酷い事しそうだったから」 「ん?酷い事とは、?」 「監禁とか!」 「仕事行けないよう部屋に閉じ込めて、 一日中抱き潰して壊すとか、、、」 ギョッとした顔の筋肉を、 両手で隠し 「ごめん、ちゃんと家に帰ってくる アキトとの時間作るからその考えやめて」 「アキト怖い、、、」 「毎日とは言わないから リョウちゃんの時間きちんと俺にもさいて」 何だかんだ言って 両想いになって安心してる私との温度差で また我慢ばかりしてるアキト その我慢は慣れてしまってるのか 思ってる半分も言ってくれない だから 「今日は何でも好きなことしてあげる」 肩に変な力が入りつつ そうアキトに伝え抱きついた
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