<旧友金田>

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「よし、話は尽きないが、今夜はお開きとするか」 金田が締めようとする。 「ま、いいじゃないか。これから何かやることがある訳でなし。なあ、みんな」 竹岡のその言葉で酒席が続いたが、小一時間経ったところで終わる。 「名残惜しいが、今日のところはこれで。でも、そうだな、今度は正式に同窓会やろうぜ。みんなを集めてな」 小池の声に、「そうだな。金田がここでは一番古手だろうから、幹事頼んだぞ」という竹岡の言葉にみなが同調し、三月後に同窓会を開くことが決まった。
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