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男はファッションに夢を見るのである。 夢に変わるファッションは パリジャンにあるのである。 何故パリジャンかいうと、 パリジャンは最先端を 知っているからなのである。 パリジャンは色の明暗(めいあん)に 敏感である。 自分に似合う服のトーンを知っているのがパリジャンである。 ボトムはシンプルでいいのである。 自分の体型を知っていれば、  どの形が自分にとって美しいパンツか、 分かるのである。 スウェットはパリジャンの(たしな)みである。 無地ならカラーで選び、 ロゴなら形で選ぶのである。 中折れ帽は、簡単にオシャレになるから パリジャンは使わないのである。 簡単なオシャレをパリジャンは嫌うのである。 春秋に巻くストールは、冬にも巻くのがパリジャンである。  キャスケットはキュートに決めたい時に、 ハンチング帽はクールに決めたい時に、 ニット帽は武装する時に、 キャップは少年心でパリジャンは被るのである。 俺はパリジャンからファッションの 芸術を学んでいる途中である。
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