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「じゃあ私達こうやって放課後一緒に過ごさない方が良くない？好きな子に勘違いされたくないでしょ？」
笑顔を取り繕ってそう話し掛けると、陸は頬杖を着いてこちらを見ていた。
「…いいよ、勘違いされても。」
「え？」
突然何を言い出すのか、すごく優しい表情でこちらを見ている。
「私の事好きなんじゃない？って意識して欲しいから。風早さん…、奈緒ちゃんに。」
どういう意味か理解出来ない。
何を言ってるんだろう、この男は。
「どういうこと…、遠回しは分からないからはっきり言って欲しい」
「…うん、俺が好きなのは奈緒ちゃん」
まさかの両思い？いつから？
嬉しいのに素直に言葉に出てこなくて、つっかえている。
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