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厳しいことを言いつつ、顎を撫でて抱きしめてくれる匡が好き。
容赦なく最奥をいじめるくせに、テーブルの端に雑に投げていたジャケットを私の腰元に敷いてくれる優しさが好き。
両足を肩に引っ掛けて、こちらに体重をかける匡。
深く深く繋がって、降り切った子宮口をノックする彼の物に頭が真っ白になって簡単に意識が飛んでしまう。
「…また意識飛んだ?」
「…はっ、ぅ、…」
「勝手にイくなんて、…本当に俺に謝る気あんの?」
「ごめ、…なさ…っあ、…んっ」
朦朧とする意識の中で譫言のように謝る私の口を薄い唇がねっとりと覆う。
顔も、お腹も、足先も。
…全身、濡れてしまっているのは、匡が足の先から耳の縁まで全て愛撫で染めたから。
客に触られた感触なんて完全に消えた。
繋がっていない時の感覚を忘れてしまうほど。
匡と繋がった場所は、まるで錠とカギみたいにピッタリと隙間なく重なって、他の人のを入れたことなどないけれど、きっと彼のものが宇宙で一番私を気持ち良くしてくれるのだと確信してる。
「りー、泣くなよ?」
「っ……ひぃ、っあああ、」
「…なんて、無理か」
高く上げられた足を固定され、容赦なく打ちつけられる腰。
パチュ…グチ、と湿った肌がぶつかり合う卑猥な音が、どんどんと私を快楽の海に陥れる。
「…はあっ、…匡、あっ、…もっと、っ、ん」
「ん、…へぇ、もっとしていいの?」
「っぁ、…ふっ、んぁ、」
「…莉音ちゃん、…耐えれんの?」
「…あああ、」
匡の首にしがみつこうとしたが、「ダーメ」と手首を掴んで制止され、意地悪に首を横に振る彼に唇を噛む。
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