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「…はっ…ぁ、…依存して、…あっ、匡のこと、愛してるから…っ」
「…、」
「んぅ、…ううう、…気持ち良くなっちゃう…、の、ごめんなさい…っん」
「っ、」
匡を傷つけたのに、反省しなくちゃいけないのに、気持ちいい。
体勢はきついし、頭おかしくなりそうだし、体力的にも限界だけど、…匡から与えられる全てが愛おしいから、やめて欲しい、なんて思えない。
ごめん、ごめんね…匡。
変態で、匡依存症で、あなたを愛しすぎてて…ごめんなさい。
心と体が馬鹿になって、涙が止まらない。
もう何に対して泣いているのか、自分でも訳がわからない。
とにかく、難しいことは考えられず、極限の思考では当然反省とかそんなものは浮かばない。
愛してる、気持ちいい、匡、匡、匡、匡……
それだけ。目の前の人が愛おしい。殺されるなら絶対匡がいい。このままセックスで死んだって、何の後悔もない。
「…はぁ、……どんだけ煽ればいいんだよ、お前」
「あっ、あ…ぅ、」
「もう、愛しすぎて…おかしくなりそう」
匡が腕に引っ掛けるだけになっていたシャツを脱いだ。
露出した上半身がこちらに倒れてきて、強く私の体を包み込む。
「…莉音、可愛い。…んっ、好き…」
「はっ、…あ、匡、ぎゅっしていい?」
「ふっ、…いいよ?お仕置き頑張ったから、そろそろご褒美やるよ」
「…、」
至近距離で優しく微笑まれて、先程までの尖ったオーラとのギャップにキュ、と胸が収縮した。
「…ははっ、なに今更中締め付けて来てんの?」
「キス…してくれたら、…ぁ、もっと締まる…よ、?」
「さっきから号泣してイき狂ってる奴が…生意気なんだよ」
「…ん、んふ…、」
深く深く、飲み込まれるような深いキス。
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